美術品のやりとりというのは
私は別に芸術家ではないので、特に絵がわかるとか音楽がわかるとか、彫刻に造詣が深いとかいうのではないのですけど、基本的に自分のいいと思ったものをいいものとして受け取ることにしています。ですから、世の人に受け入れられているあまたの芸術と呼ばれる作品の中で、どんなに暗い雰囲気の絵でもそれが作られた時代など背景を知って、どういう意図で書かれたのかということを知ったりすると、とたんに評価が高くなったりするんです。これは、絵画や彫刻という形で作者が残したものが、ありのままの姿なのか、あるいは裏にこめられたメッセージなのかという点でちょっと異なりますけど、確かに壮大なストーリーなどが隠されている作品には惹かれるものがあります。こうした作品をやりとりする画商とか呼ばれる人たちは、それこそたくさんの芸術品を見て目が肥えていますから、私のようなど素人とは見るべき点ももちろん違うでしょうし、その評価により値段なども決めてしまうのですから、たいした審美眼だと思います。